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サバゲ初心者向け バッテリーに関する知識 [サバゲ未経験・初心者向け]



前回までのあらすじ~


エアガン遊びをとりあえず始める上で最低限必要なものは

ゴーグルと銃、そして周辺アイテムと消耗品である


ゴーグルと銃については既に語ったとおりである

今回からはそれらの運用基盤を整えるときだ・・・・・・


 




周辺アイテムにはいろいろあり
本当に誰も読まないレベルで長くなりそうだったので、

今回は電動ガンのバッテリーに絞る



重要アイテムは赤字にしておく

記事の最後に「必要なもの」、
或いは「あると便利なもの」としてリスト化するので、

下だけ見れば
とりあえず必要なものの名称はでてくるというわけだ

気になるものは遡って赤字を探せば詳細が出る


そんな感じでいこうと思う







Ep4-1
・周辺アイテムと消耗品を揃える
 (バッテリー編)



前回紹介したのは電気により
メカを駆動させ、BB弾発射を行う電動ガン、

それも東京マルイ製のものである


よく訊かれるが、
電動ガンとは、電気で動く「エア」ガンである

一発の発射ごとにカチャッと引いて次弾を装てんする、
あのエアガンの動作を電気でやっているだけである

というわけで、バッテリーと充電器が必要だ



現在のバッテリー事情としては、
メーカー純正では
「8.4V ニッケル水素バッテリー」がメインとなっている

(二カドバッテリーは環境問題とか
いろいろ扱いにくさによりガン業界ではほとんど死滅した)


前回紹介したとおり、
銃の機種によってバッテリーの形が違う場合があるので
事前のチェックが必要である



同じ形であっても、ショップによって勧められるバッテリーには
いくらか種類があるが、

ニッケル水素の場合、
だいたいの場合ラベルには 「8.4V 1300mA」 とか書いてある

ここが選ぶひとつの指標になる


1個1.2Vの電池の7個直列なので、ボルト数は8.4Vである

主にバッテリーのパワーを
示す数値といったら結構語弊があるが、

同じ種類(この場合はニッケル水素バッテリー=Ni-MH)の場合、
例えばこの数値が増えるということは、
直列の電池が1個増えるということであり、電池のパワーは上がる

ここでいうパワーとは、
銃の連射力などを引き上げる電気的なパワーであり、
銃から出る弾のパワーとはなんら関係はない

電動ガンは必ず、
トリガーを引いてから弾が出るまでにラグがある

バッテリーのパワーを上げると連射力のほか、
このラグが小さくなりレスポンスが向上するといったイメージだ

純正での実用範囲はNI-MHの場合せいぜい9.6Vまでで、

バッテリーのパワーを上げすぎると電動ガンが即壊れ、
メーカー修理による長い待ち時間と、高額なコストが発生するので、
まずは普通のパワー(8.4V)で遊ぼう


余談だが、オークションとかで

「12Vで使用してください」とかいう銃が
たまに出回ってる(或いは出回っていた)らしいが、

「12Vじゃないと動かないほど硬いバネが入っている銃」

である可能性が高く、そんなものは大抵銃刀法違反なので

手を出すと大変なことになる 注意が必要だ


複雑な機構ゆえ
純正でも大電力が必要な電動ガンも一部ある

TOPというメーカーの電動M4シリーズとかがそうで、
撃つと実銃のように薬莢が飛び出すスゴイヤツである

飛んで当たるっていう意味での性能面はお察しだ!



閑話休題、

1300mA、というのはバッテリーの容量の数値である
つまりスタミナの直接の表記になる

経験上、多くのゲーマーさんは1500mAで一日ギリギリか、
足りないくらいであるので、バッテリーは2本必要なことが多い


ただし、ササハラが運営に参加していたゲームは
1ゲームあたりに使える弾数が限られていたため、

ここでいう一日の消費とは、
弾数でいうと4000~5000発くらいである

もっと撃つ人はその都度バッテリーが必要になる

フィールドの設備で充電する という選択もあるが、
その場合も2本あると便利である

このアンペア数(バッテリー容量)が増えると
バッテリーが放出するパワーは多少上がるが、
ボルト数を上げたときほどの変化はみられない


一応、最も燃費のいい撃ち方
フルオートで3~5発の発射を行う、
バースト発射、或いは指きり発射である

最も燃費が悪いのはセミオート射撃である

バッテリーは出始めが一番電気を食うのだ



まぁつまるところ、純正では
8.4VのNi-MH(ニッケル水素)バッテリーが推奨されており、

とりあえずこれを使っておけば問題ない


いろいろなバッテリーメーカーがあるので、
同じ形にもいろいろあるが、
容量の数値が微妙に違ったりする

例えばマルイ純正のバッテリーでは1300mAだが、
社外では1500mAだったりする

しかも社外のほうが安くて高性能だったりする


ササハラが働いていた店舗では、
ATLASというメーカーの
8.4V 1500mAを主にオススメしていた

純正が4,000円オーバーであるのに対し、
3,000円くらいで、しかもNi-MHの弱点である、
寒い環境についてもそこそこの耐性を見せてくれた



俺個人としては、最初はNi-MHのバッテリーが、
欲を言えば2本あれば、比較的なんでもいいと思う(適当)

何故なら、バッテリーの性能が
スピードに直結するラジコンなどと違い、

エアガンの場合はそこまで勝敗を分けないからである

(それもあって、エアガンのユーザーは俺も含め
 バッテリーの扱いがずさんになりがちで、注意が必要である)


Ni-MHの欠点としては、
寒い環境では放電のパワーが落ちるほか、

・自然放電量が大きい
・過放電(使いすぎ)に追い込むと死亡する

という弱点がある

寒い日はポケットに入れておくとかして
温度を保つことが必要になる


自然放電の観点から、
全く使わない際でも3ヶ月から半年に1回くらいは充電しよう

電動ガンが動かないようなレベルまで放電したバッテリーは、
遊んで帰ってきたあとすぐ充電して、
保存は満充電で行うことが必要である

(出来れば、明らかに電動ガンの動きが鈍ってきた段階で
 充電したほうが、バッテリーにはいいとされている)


また、加熱すると急速に自然放電したり、
変質したり、液漏れを起こしたりするので、
夏場に車内放置したりするのは絶対に避けよう


Ni-MHは一応継ぎ足し充電ができるといわれている

つまり使いかけの状態から充電できるということだが、

これもかつて使われていた
「ニッカドバッテリー」に比べ、という話であり、

できれば電動ガンの動作が
著しく鈍ってくるレベルになってから充電するのが一番である
そっちの方が格段に長持ちする


とはいえ電動ガンの無駄撃ちや空撃ちによって
放電させるのはあまりに非効率なので、

そんなときは 放電器 というやつを使う

安いものは1個1,000円くらいで売っている


とはいえ、繋ぎっぱなしのまま放置すると
使えなくなるレベルまで完全放電して
安価な充電器では充電できなくなる場合があるので、
放電器のLEDが消えかけくらいの段階で接続を解除しよう



以上が面倒なようなら、
バッテリーを消耗品と割り切る方法もある

面倒な放電作業を無視し、
使用と充電だけでバッテリーを消費するやり方だ

この方法でもバッテリーはとりあえず1年くらいはもつ

もつ、というのはサバゲで運用できる水準を
とりあえず満たした状態でいられる という意味で、

ダメージが蓄積して容量が減っていくことには変わりないし、
モノや個別の状況により、想定より早く死ぬときもある


まぁダメならまた買い足せばいいよね・・・

というエアガンユーザーのなせる業である



充電器についてはリッチで高性能なものから
純正の安いものまで様々だ


東京マルイ純正の充電器は6時間タイマー式で、
その間充電し続けるというもので、

扱いは簡単だが、
残量が20%でも90%でもとにかく6時間充電する

それがいいのか悪いのかはともかく、
ゆっくり充電ということもあり、トラブルはほとんど聞いたことがない

お値段は2,000円ちょっとくらいである



社外の急速充電器は簡易的なものでも、
バッテリーの満充電を検出してオートカットを行う能力がある

俺がよく使ってたのは
イーグル模型の「ACデルタピークチャージャー」というやつである


1Aと1.2Aってのがあるが、これは充電のスピードであり、
1.2A版は1A版に比べ充電が1.2倍速いが、

コネクターがミニバッテリーより大きいラージ規格なので、
別途変換コネクターを噛ませる必要がある

とりあえず選ぶなら緑のパッケージの1A版だ


急速というだけあって、
充電は1500mAで1時間半程度で終わる

値段は3,000円くらいだが、
これをコンセントのあるフィールドに持ち込めば、
昼休憩のうちに充電できるというメリットが生まれるので
バッテリーの手持ちが少ない頃現地で結構重宝した



リッチな充電器では
充電スピードは当然のように自由自在であり、
1度に何個ものバッテリーを充電できたり、
充電できるバッテリーの種類が多かったり、

バッテリーが安全なレベルを維持しつつ
放電してから、さらに充電してくれたりと、
とにかく至れり尽くせりな内容となっている

そうしたものは8,000円とか1万円とかからである

いろいろ楽で、
かつバッテリーに優しい設定ができるので、
そのうちお世話になる方もいるかもしれない



ニッケル水素に関しては大体以上の通りだが、

最近はリチウムポリマー(Li-po)バッテリーとか
リチウムフェライト(Li-fe)バッテリーというのも出回っている

リチウムバッテリーといえば、
我々の携帯やパソコンにも使われているバッテリーであり、

安価で高出力で高容量、小型化も容易、
使うとNi-MHに比べ連射力とレスポンスが向上し、
冷えにも強く、継ぎ足し充電も可能で、放電も不要

というか放電したら大変なことになる

というNi-MHからすると大変うらやましい内容だが、
これらを諸手を挙げてオススメできないのには理由がある


これらの電解液は可燃性であり、一定以上の熱を与えたり、
或いは使い方をしくじって発熱させたりすると
電解液が気化、バッテリーは膨張し、最悪破裂・発火する


という理由である コワイ!

詳しいことはいずれまた別の記事で書くが、
専用の充電器と正しい知識と運用がなければ、

このバッテリーは致命的な事故を誘発するので、
もし使用をお考えの場合は事前のリサーチを入念に行おう

Ni-MHに戻れなくなるほどの
高出力と高容量は実際魅力であるが、

致命的なリスクに繋がる可能性があることは忘れてはならない



・・・というわけで、
エアガンのバッテリーについてはだいたい以上である

今回登場したアイテムは、


8.4V ニッケル水素(Ni-MH)バッテリー
 ミニバッテリーなら2本あると便利
 1本3,000円から4,000円くらい

充電器
 ・マルイ純正 6時間タイマー式充電器 
  2,000円ちょっと
  or
 ・急速充電器(1時間~1時間半で充電可能)
  3,000円くらい

放電器
 バッテリーのケア用で、使い方に注意が必要
 使わない人もいる


以上の3点である


明日は弾についてだろうか

とにかくエアガン遊びは知っておくべきことが多いのだ・・・

(その割りにほとんど説明されないことが多い)



つづく
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