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サバゲ初心者向け 光学照準機器について 前編:ダットサイトの基本的情報と選び方 [サバゲ未経験・初心者向け]

 

~これまでのあらすじ~
目次を見てくれ!!


俺は某大学の芸術学部、写真学科の出である
だから写真がスゴイのは当たり前だ!

エアガンショップのイベントカメラマンは元より、
スタジオや雑誌でお仕事をもらってたこともある すごいだろ 

なのにどうしてこんなことに・・・(無職)


ま、まぁそういうわけで、俺はレンズモノが大好きだ
エアガンのレンズモノといえば、ダットサイトやスコープである

今回は光学照準機器に関する基本的な話をしよう

暗視装置やレーザーサイト、IR機材等は登場しない


ダラダラ長くなってきたので、
今日はダットサイトの基本的な話で一旦切る

 



-基本的な光学機器について-

今回からは代表的な光学機器の基本的情報を
個別に紹介していこう


これから買う方のために、
選ぶ際の判断材料も個別に紹介していくが、

光学機器は数十万円以上するような実銃用サイトから
3,000円のオモチャクラスのものまでホントピンキリあるので、

この中から自分のニーズに合わせて
『落とし所を探っていく作業』である

そして、サバゲという限定された現場では、
高いものが絶対的にえらい、ということはない

商品そのものの良し悪しよりも
あくまで自分のニーズを優先し、選ぶことそのものも楽しもう




・ダットサイト(ドットサイト)

_DSC0027.jpg_DSC0026.jpg

等倍(=1倍, ズーム倍率がない)の光学サイトである

機構内部で主にLEDを点灯させ、
その反射した点(=ドット,ダット)で狙う

サイトの中に見える赤い点に向かって弾が飛ぶように調整すれば
銃に最初からついているアイアンサイトよりも素早く
ターゲット周辺の視野がサイト自体に遮られることがないので、
比較的広い視野を確保したまま狙うことができる

M2.jpg
画像は実銃だ

そして銃に付けるとカッコイイ。


ダットサイトに共通する欠点としては、
電池が必要で、エアガン用のものだと付けっぱなしにすると
すぐ電池が切れてしまうので注意が必要である点、
(実銃用のものではモノにもよるが60,000時間とか持つ)

サイト内部では銃口側に向かってLEDが光っているため、
正面から見ると、特に夜間ではLEDが光っているのが
遠くからでも露見する場合があるという点だ


選ぶ際の判断材料にはいくつかがある

まずは形式が大きく分けて2つ。

主に密閉されたスコープのような形のチューブタイプと、
横から見たときにL字のような形のオープンタイプがある

どっちがいいのかといえば、これは好みである

チューブタイプはチューブの中を覗けばダットが見えるので、
ダットを見失いにくく、初心者向けとされる

オープンタイプのダットサイトは
チューブに比べ小型で非常に軽量なものが多く、
照準器自体の高さも低く抑えられる(後日紹介)ものが多い

その代わり、
照準のスクリーンがどんな角度からでも見れてしまうので
構えが上手くできていないと
とっさに構えたときにダットを見失う場合もある

その軽量さと小型さ、位置の低さから、
拳銃に付けるダットサイトはオープンタイプであることが多い


ダットの大きさには規格があり、MOAという数字で表される

(安価なレプリカや中華産のものでは
 この辺がいい加減なのでそこまで気にする必要はない)

小さなものは2MOA、大きなものだと6MOAとかになる

2MOAだと例えばだが、
20m離れた相手の額と鼻の撃ち分けが出来るくらい精密だ

MOA数は調整で変更できるものではなく、
機種や仕様によって異なる

MOA数を選べるような機種は主に実銃用の高級モデルである



チューブの径にも種類があり、これも重要だ

サイト内の視界の広さと言い換えてもいい
チューブタイプダットサイトの場合、
チューブ径は視界の広さに直結するため、ここも選ぶ材料になる

広ければ広いだけいいのかといえばそういうわけでもなく、
チューブタイプの中でも、
Aimpoint T-1のように小型・軽量のものが支持される場合もある

オープンタイプの小型モデルではTrijicon RMRのようなものもあり、
非常に小さいがハンドガンに多用される

チューブ径が大きいほうが支持されやすいスコープと違い、
ダットサイト使用時は機動力が重視される場合も大いにあるので、
幅広い視点で探すと楽しい


ではその他選ぶポイントを紹介しよう

・視界のクリアさ
ダットを反射させるためのコーティングは値段やモノにより様々だ
モノによって赤みがかったり、青みがかったり、
サングラスのように暗かったり、
視界よりも明るいんじゃないかってくらい明るいものもある

当然明るいに越したことはないが、
明るいものは高価で、視界並みにクリアなものは
どんなに安くてもだいたい2万円台くらいからである

・ダットの滲み方
LEDの反射は、いいものだとちゃんと点に見えるが、
安いものではやっぱり滲んでいて精度としては微妙になる



その他共通事項としては、
ダットの明るさ、ダットの明るさの調整段数、
使う電池のタイプなどが挙げられる

出来れば直接覗いて選べるようなショップがあれば
それに越したことはない


そのほか、極端に安いものや中華クオリティのものは、
「撃ってると勝手に調整がズレる」
「等倍なのに何故か視界がゆがんでいる」などの
不具合くらいはフツーに出る

まぁ使えるっちゃ使えるので
見た目優先であったり買い替え前提で選ぶならこれでも問題ない



逆に、実銃用だと車で踏んでも壊れなかったり、
40mの深さに水没させても使えたり、
暗視装置にしか見えない発光モードを持っていたりするが、

それがサバゲに要求されうるスペックなのか?

といえば、当然完全にオーバースペックなので
多くの場合無理して買う動機となりうるのは、
それこそ好みやマニア心が一番っちゃ一番である

しかし、視界の鮮明さやダット自体の精度などを追及していくと、
自然と実銃用に行き着くので、
そうなった場合は受け容れるしかない・・・・・


特に高級品の場合はレプリカなどには見られない、
多少覗く角度を変えたり、適当に覗いたりしても
ダットがキチンと追従してくるという、
パララックス補正機能というやつがついたりもするので、

例えばだが、初心者のうちからでも
そういう良い物を選んだ場合、楽ができるのは間違いない



その他、実銃用だろうがレプリカだろうが、
少なくとも18歳以上用エアガンで撃たれれば
一撃で割れて使い物にならなくなるので、
レンズの防御対策やアフターサービスについては
しっかりとチェックしておこう

レンズが反射してバレるのを防止するための
キルフラッシュ(ハニカム)を防御用として使ったり、

ゴーグルと同じ素材で出来たシールドなどが売っている

俺が勤めていた場所で汎用品として売っていたのは、
フリーダムアートというメーカーの「スコープシールド」というやつだ

レールを使ってゴーグルと同じ素材の透明なシールドを
立てておくアイテムで、これでリスクはほぼなくなるほか、

切ったり加工したりして使うこともできる

よく割れるウェポンライトの防御にも使えるのでオススメだ



やたら長くなってきたので、
その他の光学機器や運用、調整については後日また話すとしよう



中編へつづく
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