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【初心者向け】エアガンのメンテナンスについて その2:ガスブローバックハンドガン編 [サバゲ未経験・初心者向け]

 

前回までのあらすじ~
電動ガンの簡易的なメンテナンスについて紹介した


メンテナンスの有無の影響を一番受けるのは
ガスブローバックハンドガンなんじゃないかと思う

マルイのガスガンはメンテナンスしないまま使っても
1年2年くらいは動いてしまったりするが、

それ以降はさすがにブローバックが渋くなってきたりと
動作に弊害が発生し始める

というわけで銃の快適な動作を維持するための
メンテナンスについて記しておこう


 

今回のメンテナンスには
フィールドストリップ(通常分解)が必要になる

工具の要らない範囲でバラすってことだな


バラし方はハンドガンによって違うので、
この場を使って個別に説明することは出来ないが、

手元に説明書がない方は東京マルイ製の場合は

現行ラインナップの全ての説明書が閲覧可能だ

その他のメーカーの銃も
機構や分解方法を実銃に上手く似せてある点で
あまりマルイと変わりは無いので、

大半のハンドガンは
基本的にはどれも同じような方法で分解が可能だ



ああそうそう、
今更だが、シリコンスプレーを使うときはよく換気しような

さっき吸い込んでスゲーむせたわ




・ガスブローバックハンドガンのメンテナンス

例えば「ブローバックが途中で止まる」とか、

「マガジンがよく温まってるのに
 弾切れ時にスライドストップが掛からなくなった」とか

「妙に燃費が悪くガスがすぐ切れる」とか、
そういったことが起こった場合、

まぁ部品の劣化や破損という可能性も十分にあるが、
実はただのメンテナンス不足でした その場で治ってよかったね!

という事例も少なからずある

逆に言えば、
メンテナンス不足の銃は破損した銃と同等レベルに
パフォーマンスを損なうことがあるということだ

銃をキレイにしてベストコンディションを保ってあげよう!!




・・・といったものの、俺もエラそうなことは言えない


_DSC0328_R.JPG
今回整備するのはいつか紹介したこいつ

メンテフリーで酷使し続けた俺の1911・・・

概要はいつか紹介したとおり、
見た目は加工によって多少変わってるが、
外装も内装もほぼマルイ純正だ

こいつのスライドを引き、手を離しても
途 中 で ひ っ か か っ て 戻 ら な い ・ ・ ・


こんなんじゃ燃費も悪いしすぐ撃てなくなっちゃうぞ

パーツの破損等はないので、どう見ても整備不良ということだ

大切な銃なのに・・・ ごめんね・・・ ごめん・・・ 


というわけでさっそく整備していこう
メンテの方法についてはマルイの説明書とほとんど変わらない

_DSC0546.jpg
まず通常分解だ やり方は説明書とか見てね!


その後、とりあえず外装の埃を落としていこう

新しい油を加えても、埃や砂を巻き込んだら
すぐ整備前に元通りになってしまう気がするからな

実のところ、こんな丁寧にやるのは初めてなんだが、
外装の整備には綿棒とか便利だぞ



いよいよ内装に手を入れるが、
主に行うのはオイルとグリスの交換ってなイメージだ

古いグリスを落として新しいグリスに交換、
必要なところにはオイルを追加していくのだ

基本は、

・ゴムパッキンやOリングなど、
 気密に関わる部分はシリコンスプレー

・作動時に摩擦を受ける部分にはグリス

といった感じである

説明書ではシリコンスプレーはトリガーやハンマーなどの、
グリスが届きにくい部分にも使用することになっている


まずは内装を掃除しよう
シリコンスプレーを噴いたメカタオルを使う

これからグリスを塗るスライドの溝などは
特に重点的にこすっていく

_DSC0559_R.JPG
瞬間早速コレだ!

こんな真っ黒でドロドロの状態で使ってたのが動きの悪い原因だ!

まずはこの劣化したグリスをキレイにぬぐってしまおう


_DSC0555.jpg
キレイになったらシリコングリスを塗っていくぞ
スライドの溝にグリスをちょっとつけてな

塗りすぎると逆に抵抗になりそうなので、まんべんなく、
いかにも動作を促進させるような感じで塗るのだ

カッコよく動いてしっかり弾が当たるようにお願いしながら、
日ごろの放置の許しを請いながら、
ごめんなさいしながら、愛をこめて塗るのだ(精神論)



よし、次にシリコンスプレーで
シリンダーのメンテナンスをしよう

_DSC0555_R1.jpg
マガジンから噴き出したガスはこの中にブチ当たり、
発射とブローバックのエネルギーになるというわけだ

非常に重要なパーツだから慎重にやろう

_DSC0553_R.JPG
説明書ではシリンダー内に0.5秒ほどスプレーすると書いてある

マガジンからのガス圧を直接受けるこのパーツに向かって
ちょっとだけ噴いてあげよう~


トリガーやハンマーなど、
グリスが塗れないエリアにも潤滑と保護のため
シリコンスプレーを噴くぞ

_DSC0556.jpg
0.5秒ほどスプレーする
塗りすぎると油まみれで逆に汚れてしまいそうだ!



インナーバレルの中は
概ね昨日電動ガンで紹介したとおりだ

_DSC0560_R.JPG
ガスブローバックハンドガンの
インナーバレルとチャンバーブロックは取り出しやすいので、
電動ガンよりも掃除がしやすい

ホルスターに入れたまま走ったり飛んだり
苛酷な環境下にあったためか、ここも真っ黒だった

こんなんじゃ当たるものも当たらない!

いつもより入念にガッツリ掃除を行った


本体の掃除については以上だ

終了して組み上げたらば、
スライドストップを押し下げながら
スライドをカチャコッ カチャコッと前後させて油分をなじませていこう

さっきとはあからさまに動きのスムーズさが違うぞ!
やったぜ!




マガジンについてだが、
掃除以上のことをしたことはあまりない

本体の説明書にもマガジンのメンテナンスについては
全く書かれていない

弾を入れるレール部分にシリコンスプレーを噴く方もいるらしいが、
俺は弾が油まみれになるのが怖いので、
今のところそういったことは行ったことはない


マガジンのガスは入れっぱなし?
抜いたほうがいいの? ってよくご質問をいただいたが、

これは俺の場合入れっぱなしにしてある

厳密には、入れっぱなしにしておいた結果、
弊害を感じたことは一度もない


メーカーからのご案内や説明書では、
ガスは抜いておくように書かれているが、
これは暴発防止のためであり、

安全管理という観点でいえば
普通にマガジンを抜いておけば問題ない話であると俺は考えている

(小さなお子さんがいるようなご家庭などでは
 確かに入れないに越したことはないんじゃないかと想像する)


つまりどっちでもいいんじゃないかと俺は思ってるんだが、

ただ一つ、マガジンの放出バルブを押して
急激にガスを抜くのはやめたほうがいい

これをやるとマガジンのパッキンが急速に冷却されることになり、
ひび割れてガス漏れの原因を作るリスクがある

マガジン1本故障、メーカー修理行きといったところだ


もし抜くのであれば、マガジン上面のパッキンを押さえつつ、
放出バルブを少しずつ押して小刻みに少量ずつ
プシュップシュッと抜いていくとパッキンが凍るリスクを回避しつつ
ガスを抜くことができる


ああそうそう、
電動ガンやハンドガンに限ったことではないが、

マガジンに弾を入れっぱなしにするのはやめておこう

安全管理という観点でもかなり問題であるだけでなく、
弾を入れっぱなしにすることで
マガジンのバネを縮めっぱなしにしてしまうと、
バネが弱って弾が上がらなくなってしまうぞ


マガジンに関しては以上か
まぁ本体もマガジンも、とにかく愛を持って接することだな

と今日の作業をやってて改めて思った


以上、ハンドガンの整備についての紹介を終わる



END
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by お名前(必須) (2015-12-29 08:42) 

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