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初心者向け 電動ガン『内部カスタム』の注意点 [サバゲ未経験・初心者向け]

 

何から話していいのか

机上で考えたりいろいろ思い出したるすることから離れて
とりあえず一回外に出てサバゲをやってみると、
思いのほかいろんなデータが取れるものだ


運営やってた頃はいろんな試作パーツや新商品、
銃や装備を運用してデータを取るのも仕事のうちだったが、

今回は自分のことだけ考えればよかったので
これらは非常に捗った

今日はそうして得られた、
パーツの実戦投入の結果を報告するつもりだったが、
前提の話をしていたら記事一個分くらいになってしまったので、

そちらを先に紹介することにした

 


・電動ガン『内部カスタム』の注意点について


電動ガンカスタムにまつわる よくある勘違いは、

「社外パーツを入れることで
 マルイ純正の完全上位互換の性能が得られる」

というものだ


電動ガン用の社外パーツ単品には
組み付けたときの効果がハッキリわからないものも多く、
目的意識を持ってパーツを選ばなければ、
その意義も効果もコストも活かすことができないまま
「なんだこれ・・」で終わることになってしまう

もしやるつもりであれば、望む効果と目標を明確に設定し、
その上でうまくパーツを組み合わせることが必要だ


また、俺個人としては、確実に効果を実感できたり、
うまいセッティングが出たりするのが前提だったとしても、

特に電動ガンのカスタムというものは、
『既にある何かを犠牲にして望んだ何かを得る』
という意味合いが非常に強いと思っている


例えば、まぁ非ッ常に端的な言い方だが、

パワーを高めるカスタムを
インナーバレルの長さを変えることなく
メインスプリングの硬さとシリンダー容量のみでやると、
代わりに弾道の直進安定性が低下する場合がある
(=遠距離で当たらなくなる場合がある)

(※)インナーバレルまでロング化すると
  簡単に法定パワーをオーバーさせられてしまうので注意が必要


連射力を高めるカスタムをやると、
代わりにパワーと飛距離は犠牲になる傾向がある

伸び縮みを連続して行うバネ自体を弱くしたり、
ピストンを引き戻すセクターギアの「ギアの山」を
カットしたりするからだ(=ピストンの動く幅が狭めて連射力を上げる)

説明は省くが、ある程度パワーを維持したとしても、
秒間30発40発というような、連射性能に特化した銃の場合、
インナーバレルは短くせざるを得ない

(ちなみにこのセッティングをしくじり、
 長いインナーバレルを安易に入れると
 性能が出ないばかりか内部のメカは最悪クラッシュする)


もし目に見えたデメリットが発生しなかったとしても、
上に挙げたどちらのカスタムにおいても、
ピストンで叩かれ続けるメカボックスのガワに対する
負荷は上がり、耐久性能と機関寿命は確実に低下する

また、強力なバネやモーターの採用は、
燃費の低下も招くことになる

この場合は高い数値や強力な動作の代わりに、
純正時に耐久性や動作信頼性を確保するために設定された、
設計上のクリアランスを犠牲にしているのだ



「プロ」といわれる現場においても、

この辺りは規制後8年が経った今ですら、
未だに法定パワー内での飛距離だのと精度だのと
全国のカスタムショップなどで様々な模索が行われており、

それでもなお全ての要望をクリアした、
最適解と言えるような理想的な答えは出ていないといえる

よって、プロのショップカスタムというのも、
メリットデメリットをそれぞれ含みつつ、
 「この落としどころでどうでしょう」 というような、

あくまで「提案」のひとつであることは
カスタムを選ぶ上で常に意識しなければならない


個人でやる場合、メカボックス内部のカスタムでは
当然内部を全部バラす必要があり、
俺とかがヘタに施工すると銃全体のバランスを損なったり、

ネジの締め方、グリスの塗り方一つで性能が変わる以上、
元に戻そうとしてもセッティングを再現できなくなったりするので、

何をやるにしても
カスタムというのはリスクが付きまとうものであるということ、
それを承知した上で計画的にやろう!!!


合言葉は カスタムは自己責任 である

カスタムガンは当然ながらメーカーサポート対象からは外れる

壊れても直してもらえる純正とメーカーサポートは偉大なのだ!



(上記は東京マルイ純正の銃やメカをいじるときの話であり、

 元々粗悪なパーツが入っていたりする、
 海外製電動ガン等になるといろいろ話は変わってくる)


・・・とまぁ、以上はメカをいじって結果を出せるだけの
技量がない男が言っていることであるが、
カスタムの成功例も失敗例も見てきた経験上、
注意が必要なことだけは確かである

しかしながら、メカいじり、そして結果に挑戦することは、
それ自体が楽しいものであり、電動ガンにおいては

「カスタム・いじることのそれそのものを目的にする」

というのもなんら悪いことではないと思う


ササハラは純正至上主義寄りの思想を持っており、
あくまで個人の感想として扱ってほしいが、

7年半にわたるサバゲ運営と自前の銃での戦力介入、
接客・修理対応をやる中で、総合的な意味で
マルイ純正セッティング以上に信頼できる内装を
俺は今のところ知らない

世の中には俺の知らないもっとスゴイカスタムがあるかもしれない



END
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