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超独善的エアガンカタログ5 東京マルイスタンダード電動ガン「G3SAS」&「G3SAS HC」 [エアガン紹介]

 

~これまでのあらすじ~
目次を見てくれ!!

今日は俺から最も遠い電動ガンの話をしようと思い立った

その名もG3SAS 
G3シリーズでは最もコンパクトな電動ガンだ

この銃については
サンプルを使用したことはあれど所有したことがなく、

これまで紹介した銃と比べるとデータ不足気味なんだが、
それでどこまで記事が書けるか、そういう挑戦だ


 


・G3SAS

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(画像は東京マルイ公式から)

メーカー小売希望価格:¥26,800
実売価格:2万円台前半


G3SASはドイツ製の自動小銃G3系を
極限までコンパクト化したデザインを持つ電動ガンだ


一応、「SAS(英国特殊部隊)」という名前が指すとおり、
東京マルイでは特殊部隊向けに秘密裏に出回ったとされる、
超小型小銃をイメージしてデザインされたものであるとしているが、

こいつはほぼ東京マルイのオリジナルデザインであり、
実銃には存在しない型となっている

その決定的根拠とされるのが、
コッキングハンドルの後退幅がG3のボルト後退幅よりも小さく、
これを実銃でやるとそもそもチャンバーに弾が送り込めない、
というデザイン的な問題である

まぁ、こいつに対しては実銃の場合どうのとか言ってやるのは
ひたすら無粋というものであり、

逆に言うならば、
こいつはコスプレとか装備とかそういうのをあまり気にせず、
サバゲ専用と割り切って選ぶことができる


特徴的なのは極端といえるほど短いバレル周り、
そしてストックのない割り切ったスタイルだ

ストックなしでの安定した射撃はかなり困難だが、
ボディ最後部にはストックの代わりに
スリングをつけるための金具(スリングスイベル)がついているので

固定金具が1個だけ付いた1点スリングを取り付け、
前に突き出して突っ張らせるようにして使用することで
銃を安定させることができる

また、G3SASはストックのロックピンを抜くだけで
別売りの固定ストックや伸縮ストックに
簡単に載せ替えができるので、
ストックを使いたいときは後から対応させることも可能だ


短い首周りは閉所での使用に適合し、軽量さもあいまって、
これを選んだユーザーは高い機動力を得られるだろう

価格も安価な部類であり、
ストックがない要素を無視するか、
或いはアフターパーツでカバーできれば、
初心者向けとしてオススメしやすいモデルの一つだ






・性能と使い勝手

「飛ぶ・当たる」といった性能でいえば、
本機はラインナップ全体からすると
比較的劣るほうであるとされているが、

俺がフィールドレンタルガンの個体を借用した際は
次世代電動ガン相手に飛距離勝負をできるような性能は
さすがに確認できなかったにしても、
少なくとも30m辺りまでは精度に問題は感じなかった(体感)

40m以降になると
撃つ弾数を増やしてうまく落とす感じになる(体感)
(また、この際仰角30度以上で雨のように降らすような撃ち方をする必要はない)

確かに、最新機種とやりあうには足を使う必要があるが、

小型の電動ガンとしては至ってフツーな性能であり、
現在においてもサバゲで勝負になる性能を持っていると
俺は結論付けている

ちなみに初速はバレル長208mmと短いながら、
0.2gBB使用時80m/sec前半から中盤くらいは出るので十分だ


こいつの最大の強みはこのコンパクトさを持ちながら、
500発の多弾マガジンが最初から付属してくる点にある

しかもこのマガジンは物理的に大きいので、

MP5系やMP7系、P90系によく見られる、多弾マガジンの
物理的なサイズ問題に起因する弾上がりの悪さがなく、
小型電動ガン用やハイサイクル用としては
最も信頼できるものの一つと言っていい

マガジンの大きさのおかげでゼンマイを巻くのも簡単で、
弾を入れるフタも大きく、操作しやすい上、
袋から直接入れても弾がこぼれにくく、苦にならない


500発ともなると弾数で困ることはかなり少なくなる上、

このマガジンと、銃本体のコンパクトさのおかげで、
非常に小さな荷物でサバゲに出かけられるのも
見逃せないポイントだ



バッテリーはミニバッテリーを使用する

入れ方としては、
フラッシュハイダーを取り外し(ワンタッチで付け外し可能)、

これまたワンタッチで付け外し可能なハンドガードの中に
バッテリーを収納、コネクターを繋いでから
元に戻すという独特の方式となっている

慣れるまではフラッシュハイダーの付け外しが面倒だったり、
バッテリーの向きや配線の収納に苦戦することがある

社外のバッテリーは配線の長さがちょっとだけ違ったりするので、
そこで入れる難易度に差が出たりする


ホップアップ調整やセレクターなど各部の操作性も良好、
重量は2.2kg、弾を500発入れても2.3kg程度と、
電動ガンとしては非常に軽量な部類に属する

箱出し新品状態ではストックがないので、
射撃時に両手のみで支えて素早く振り回すのは
結構キツいと言われることがあるが、

その半面、持って走る上ではこの軽量さは武器となる

現在主力とされている次世代電動ガンに
射程勝負で勝つのはほぼ不可能なので、
この軽量さを活かし、足を使って距離を詰めていきたいところだ

落ち着いて必中を狙うのであれば、
経験上、理想的な距離感は30m以内だ

それよりも遠いと弾着修正が必要となりやすい

ストックがなく振り回しやすいからといって、
近すぎる距離にいきなり飛び込んで
撃ちまくり気味になるのはいろいろおいしくないので、
慣れるまでは焦らず、あくまで味方とともに最前線を支えよう



たまにだが、室内戦だけでなく、野外戦においても
こうしたストックのない銃、或いはストックを畳める銃を持った人が
体を小さく縮めて物陰で指向性地雷のように
待ち伏せをしている場合がある

やる方に回ると通常そこまで得策ではない場合が多いが、
やられる方としては結構な脅威になるので、

こういう銃を持った相手ゲーマーがゲーム終盤、
後方に逃げていったのを目撃した際は注意が必要になる






・拡張性

この「G3SAS」は最初こそ物足りなさを感じる銃ではあるが、
純正オプションによって拡張性が高い銃として設計されているため、
その要素を十分にカバーすることが出来るようになっている

ストックが無いという欠点についても

先述の通り、純正オプションとして
G3 SG/1と同じ構えやすい固定ストックのほか
後述の「G3SAS HC」や「G3A4(絶版)」に装備されている、
伸縮ストックが発売されているためカバー可能である


その他、最初からハンドガード下部にレールが付いているので、
各種ライト類やフォアグリップ、
やろうと思えばグレネードランチャーまでつけることができる

ハンドガードには側面にさらにレールを追加することもできるので、
側面へのライトや追加スリングスイベルの取り付けなどもでき、
自由度は高い

ボディ上面には
G3やMP5系共通のマウントベースを取り付け可能で、
各種光学照準器を装備することもできる

(純正のマウントの場合、レールが途切れている部分があるので
 その部分に光学照準をつけることは出来ないし、

 横から見るとL字型のオープンタイプのダットサイトに良く見られる、
 平らな底面が全てレールに接続されるタイプの光学照準器や
 マウントリングには対応していないので注意が必要だ)


サイレンサーはフラッシュハイダーを外し、
出てきた銃口部の先端のキャップを取ると出てくる、
「14mm逆」規格のネジに装着することができる

元々が非常にコンパクトな銃なので、
サイレンサー類をつけてもほとんど苦にならない


上記の部位を全ていじるとシルエットはほとんど別物になる
パーツ選びに個人差もかなり出るので非常に楽しいと思う

こういう外装カスタムの楽しさもそうだが、
全体的に見て、ツール的な魅力と割り切りが「G3SAS」にはある





・派生モデル

 ・G3SAS HC

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(画像は東京マルイ公式から)

メーカー小売希望価格:¥31,800
実売価格:2万円台中盤くらい

MP5A5 HCに続くハイサイクルシリーズ第2弾として発売された、
連射性能に特化した「G3SAS」

電動ガンの連射とは、ピストンの前後運動、
そしてバネの伸び縮みを激しく行うことを意味するので、

連射性能特化型のカスタムでは初速と引き換えに
ピストンの前後運動を多少短くしたり、
バネ自体を弱くして対応したりする場合があるが、

この「G3SAS HC」もその例に漏れず、
元となった「G3SAS」と比べると多少初速は遅い傾向にある
(一応参考だが、かつて店のサンプル銃は0.2g時77m/sec辺りをマークしていた)

が、そのおかげもあり、
純正のハイサイクルシリーズは余裕のある設計になっており、
それまでの巷で行われていたカスタムと比べると
圧倒的に壊れにくく、そして燃費がいい

さらに純正の強みとして、
カスタムより格段に安いというメリットがある

連射力は秒間25発と、
ノーマルモデルと比べて1秒辺り10発以上多く発射可能で、
連射時は弾筋が線のように見える

この値段、このサイズ、そして純正で持ちうる火力としては
「過ぎている」といってもいい能力である

ちなみに飛距離は感覚としてだが、
ほとんど変わっていないといっていい

30mまで真っ直ぐ狙え、
40m以降はちょっと弾数を増やして落とすように撃つ感じだ
(フィールドの外に弾が飛んだりするので
 あんまり遠くを狙おうとして銃を傾けすぎないようにしよう)


電動ガンはトリガーを引いてから
実際に弾が出るまでラグがあるのは知っての通りだが、

ハイサイクルシリーズでは副次的な効果として、
モーターのトルクが通常仕様より上がっていることにより、
セミオート時の反応速度も上がっている

つまり、フルオートをルールで封印されることの多い、
室内戦においても優位を得やすいというわけだ


この「G3SAS HC」では
「G3SAS」にはなかったストックが追加され、
値段は上がったが箱出しでも安定した射撃が可能になった

伸縮ストックなので、
縮めてしまえば元々の「G3SAS」と同じように持ち運びもできる

「G3SAS」持ち前の拡張性もそのまま活きており、
ユーザーの望むようにスタイルを変更することができる


俺個人としてはこの「G3SAS HC」は
「G3SAS」の高級上位互換といってもいい性能ではないか?

と思っている

それはハイサイクルという要素が、
500発という多弾数かつ優れたマガジンを持ち、
軽量かつコンパクトで使用者の機動力を最大限に引き出す、
元々の「G3SAS」の戦闘スタイルにピッタリ適合する性能であり、
それでいて飛距離や精度をほぼ損なっていないからだ

ストックも追加されてるしな!

なので、予算に余裕があれば、迷ったら「G3SAS HC」を
選んでおけば問題ないのではないかと思っている



「G3SAS」は好き嫌いのかなり分かれる銃だが、
サバゲにおいて良い銃といえるのは間違いない

「これだ!」と思ったら
周りの意見に流されず選んで後悔はないはずだ

「よく飛んでよく当たる」だけが良い銃でないことを
この銃はよくよく教えてくれるぞ

(この銃を持ったゲーマーさんを相手にしたときは特にな!)


以上、「G3SAS」及び「G3SAS HC」の紹介を終わる

ああそうそう、飛距離や初速等、
数字が絡む情報はロットや使用状況により
個々に結構激しく変動するので参考までに見てくれよな!

2015年8月現在G3SASがメーカー在庫切れらしく、
やたら高騰してるんで参考商品リンクは貼らないことにした



END
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