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サバイバルゲームルールブック (フィールドレギュレーション・利用規則の一例) [サバゲ未経験・初心者向け]

 


~これまでのあらすじ~

目次をみてね!!!!!


今回こそ
サバイバルゲームがどのような取り決めによって進むのか、
ルールブックめいた調子で紹介する

当然だが、これを書いた人間は
これを書いた人間が主催したゲームしか主催したことがないので、
内容に偏りが生じている可能性はある

最終的にはフィールドの規約やレギュレーションを
よくよくよーーく確認し、不明な点は主催者に確認しよう

故に、このルールブックは、「一例」である


 


Ep8-1
サバイバルゲームルールブック

では以下、多くのフィールドで適用されているルールを羅列し、
項目ごとに解説する



・死亡判定は自己申告制
 確認次第漏れなく全て申告すること 


一般的に 「ゾンビ行為の禁止」 として明記されているルールだ

全身はもちろん、大半の場合は身につけている装備品、
持っている銃も含めた全ての部位への被弾が判定対象となる

そのほか、フィールドや主催者にも寄るが、多くの場合は
跳ね返ってきた弾(跳弾)もヒット判定の対象となる

これらの被弾を確認次第、
可能な限り大きな声とリアクションで「ヒット」とコールし、
速やかにフィールド内から退場しなければならない


このルールはサバイバルゲームの根幹を成すものであり、
無視すれば全てが台無しになる

その重要性と難しさを語るのに記事を一つ要したレベルなので、
一応そちらも確認していただきたい

・サバイバルゲームルールブック序章
-自己申告というルールを語る-






・フィールド内外での安全管理の徹底


詳しい内容は
・銃の安全管理とその方法 を参照のこと


我々の銃は容易にヒトの目を潰し、歯を折る

意図しない射撃(=暴発)は絶対に避けなければならない


銃のマガジンはセーフティ内では全て外し、
フィールドから出てくるときは
銃本体の中に残った弾も確実かつ完全に排出しよう

その上で銃口の向き、トリガーの管理、安全装置、
全てに細心の注意を払いながら銃を取り扱わねばならない

セーフティでの空撃ちは周囲に多大な不安を与える上、
実際に暴発に至った例もあるのでもってのほかだ

フィールド内ではゴーグルを確実に着用し続け、
ヒットを宣言して帰ってくるときも絶対に外してはならない






・暴言の禁止


相手ゲーマーは敵ではなく、
同好の趣味を持った貴重な遊び相手である

白熱すると声が大きくなる人もいるが、
遊び相手を失くさないためにも抑えて遊ぼう

特に個人をゾンビ呼ばわりするような行為は
多大な疑心暗鬼と周囲のモチベーションの低下を生むので、
絶対に回避するべきである

何か見てはいけないものを見てしまったときは、
直接対応してはならない

主催者や、運営スタッフに報告しよう


また、フィールド内は痛い思いをして当然の場であり、
あらゆる被弾のパターンが考えられる

そのために我々は
ゴーグルを始めとした防具をつけるのであり、

例え過剰に撃たれたり、
ヒット後の退避中に間違って撃たれたりしても
激情に駆られるのは筋違いである

フィールド内での被弾に、理不尽はほとんどない。








・弾と銃に関するレギュレーション


フィールドや主催者によって、
使える銃のパワーや、使える弾の種類、
そして1ゲームごとに使える弾数などに制限や違いがある

この辺りはフィールドや主催者のホームページ情報を
特によく確認しよう

当然だが、改正銃刀法の基準を満たした銃でなければ、
参加はまず不可能である 持ってたら通報されてしまう

(パワーの上限は0.2gBB弾使用時 98m/secまで
 0.25gBB弾使用時 88m/secまでである)


室内戦フィールドでは、交戦距離が近く危険であるので
この辺りのレギュレーションが非常に独特である場合が多い

例えばある室内戦フィールドでは、

・弾の重さは0.2g以下限定、それを超えるものは禁止

・初速は0.2g使用時90m/secまで、
 それを超えるものは0.16g以下の軽量弾を使用する

・フルオート(連射)禁止 セミオート(単発)のみ利用可能

という方式がとられている

次世代電動ガンなどでは新品の状態で
このレギュレーションのパワーをオーバーする可能性があり、
軽量弾により本来のパフォーマンスを発揮できなくなったり

弾の買い直しを余儀なくされる場合があるので、
この辺りをしっかり確認してから参加を検討しよう



・減速アダプターについて

上記に関連して、弾速を制御する便利アイテムとして
「減速アダプター」というものがある

これの使用もまた、
場所や主催者により禁止であったりOKであったりする

禁止である主な理由は、

減速アダプターを認めることで、
減速アダプターを使用しなければ使えないような、
パワーオーバーの銃を所持することを
主催者側が認めることになるため

或いは、

減速アダプターでパワーチェックを通した後、
フィールド内など目の届かないところで外して
パワーオーバーをさせることを防ぐため

などである

室内戦フィールドに高いパワーを持った銃を
持ち込むことを考えている方はこの辺もよくチェックしよう



・使用可能なBB弾の種類について

BB弾の種類としては、現在では大半のフィールドの場合、
土に還るバイオBB弾の使用が求められる

弾の種類とその他説明については
・弾に関する知識 を参照のこと

その他、大口径のマルシン製8mmBB弾
法定内でも特に強力な威力が出せるため禁止の場所が多い

8mmの存在自体を忘れてる若しくは知らない主催者もいるので、
フィールドや主催者が情報を公表していなくても
使用の前に必ずその是非を確認しよう

サバイバルゲームはBB弾で行うものであり、
パチンコやボウガンみたいなものはまぁ当然禁止として、

発泡スチロールやゴム弾のような塊を撃ち出すような
グレネードカートリッジがかつて存在したが、
そういったものも言語道断なので持ち込まないようにしよう



・弾数制限について

弾数の制限を設ける意図と言うのは、
キッチリ狙った撃ち合いを促すためである

無制限において1ゲームに2000発も3000発も持ち込んで
散水機のように撒き散らすスタイルが横行することがあるが、
弾数制限によってこれを避ける意図があるということだ

ちなみに俺が主催に参加していたゲームでは
1ゲームにフィールドに持ち込む弾に対し、
合計600発の制限を設けていた 

これは、東京マルイ製純正のマガジン最大の弾数である
(AK用多弾マグ 及び HK417用多弾マグ)

社外品ならともかく、
純正を買って使えないのはさすがに・・ という意図である


この弾数制限の内容にもいろいろあって、
グレネードランチャー用のカートリッジのように
1度に多数発射するものは1個1発として数えるもの、

或いは30発用カートリッジならば
1個持ち歩くごとに30発として数えるものなど、
その主催者によりバラつきがある

俺が主催に参加していたゲームでは後者であり、
なぜかと言うと、カートリッジの中から弾を取り出して
マガジンに詰めた不届き者がかつて存在したからである



・その他一部の銃に関するルール

一部フィールドでは
特定のカスタムを施した銃の禁止という項目が
設けられていることがある

主には俗に言う 流速チューン というやつなのだが、
まぁ純正を使ってる限りは何の関係もない話である

カスタムガンを借りたりもらったりしたゲーマーさんは
その内容とパワーを事前によく確認しよう


CO2ガスや
銃の外部からエアを供給するタイプ(外部ソース)の
使用はそうそうないと思うが、

最近はCO2ボンベを使うガスガンがマルシンから出ているので、
人によっては確認が必要な場合がある

禁止理由は、レギュレーターや改造次第で
パワーオーバーが再現できる可能性があるから、

といったようなものである






・装備品に関するレギュレーション


多くの場合装備品は自由とされるが、
一般的には 長袖長ズボン が推奨される


なくてはならないアイテムは当然ゴーグルである

ゴーグルは最も重要な防具なので、
種類にレギュレーションが設けられる場合がある

具体的には、シューティンググラスやサングラスなど、
強度が十分でなかったり、脱落の可能性があったり、
隙間から弾が飛び込むようなタイプは禁止される場合がある

俺が主催に参加していたゲームがまさにこれであり、
理由としては、

「これを許すと貧弱なサングラスまで全て許すことになるので、
 ゴーグルに定義を設定し、それ以外は原則全てダメ」

というものであった 

また、室内戦メインのフィールドではフェイスガードの使用が
ルールとして明記されているところもあるようなので、
この辺りもよく確認しよう


余談だが、半裸が禁止されている場所もあるらしいので
脱ぎたくなってしまう人はよく確認しよう

全裸は当然通報されるのでやめよう


迷彩服や装備品を着たまま敷地外に出る行為
近隣の人に不安を与えるためもってのほかだ

そういった行為は通報されるリスクすらあるので
全裸と同じくらい危険であることを忘れてはならない



ゴーグルの選び方や重要性については
・ゴーグルと顔面防御の重要性 を参照のこと

必要最低限の装備品とその内容については
・サバゲ初期装備紹介 を参照のこと

より本格的な装備品については
・装備品に関する知識 を参照のこと







・格闘攻撃の禁止等


サバイバルゲームはエアガンを使った遊びというのが
趣旨であるので、格闘攻撃、ナイフアタック、タッチのような、
体が接触する行為は大抵禁止されている

これに連動して、
刃物の形をした装備品の持込が禁止される場合がある

装備品にカタナやツールナイフなどが含まれる人は、
これもよく確認しよう


そのほか、近い距離において死角が取れてしまった場合に、
無防備な相手に対して銃を向けて降参を促す、
 「フリーズコール」 も禁止される場合がある

その理由とは、

「フリーズに応じないという選択肢もまたあるため」
「フリーズコールをかける距離感が人それぞれであるため」

といったもので、トラブルの原因となるからである

(15mくらい先からフリーズをかける人もいるらしい)

フリーズコール禁止の場合はどんなに近くであっても
銃で決着をつけよう

フリーズコール禁止の場合でも、
セルフでのヒットコールを禁止しているところは
恐らく無いと思うので、近くで銃を向けられた際は
撃たれる前にヒットコールをして降参してしまうといい

それを見越して近くでは撃ってこない優しい人もいるが、
このルールにおいて反撃されてやられたときは
その人が悪いということだ






・フィールド内施設に関するルール


フィールド内には多くの障害物があり、
我々の進行を助けてくれたり、BB弾から守ってくれたりする

この利用にもルールがある



・フィールド内の障害物やオブジェクトには登らないこと

これは事故の直接の元になるので
階段などで登れるようにしていない限りは
大抵禁止されている

フィールド内の障害物は
BB弾を防げれば強度的には十分であり、
調整のため移動が容易なように軽量で脆い場合があるので、
特に書かれていなくても登るのは避けたほうがいい

森林フィールドでは
フィールド内の木にも大抵適用されているので、
木登りが得意でも登らないようにしよう



・フィールド内の障害物を勝手に移動させないこと

フィールドのレイアウトは
いろいろな意図や調整により出来ており、

ゲーム中に個人が有利なように
中の物を動かすのは大抵禁止されている

フィールド内の壁を持って盾にしている人が昔いたが、
アレも当然禁止である

余談だが、「盾」は装備品なので、
レギュレーションで特に設定されていない限り、
装備品ヒットに該当する



・フィールドの外に弾が飛ぶような射撃をしないこと

屋外サバイバルゲームフィールドは大抵ネットで区切られている

ので、銃を一定以上 上に向けると
フィールドの外に弾が飛んでいってしまう場合がある

これは無防備な人に被弾するリスクを与える危険行為であり、
禁止される場合が多い

銃の射程を延ばすためにある程度上に向けて撃つことを
「曲射」と言ったりするが、

曲射が禁止されていた場合、
大抵はフィールド外への射撃を防止するためのものである



・メクラ撃ち ブラインドファイアの禁止

狙いをつけず、手と銃だけ出して射撃する行為を
メクラ撃ちだとかブラインドファイアと呼ぶ

これは非常に危険な行為であり、前を見ないで適当に撃つことは
味方の背中を撃つことに繋がるのはもちろん、

相手の被害状況が判断できないまま乱射することで
トラブルだけでなく重大なケガに繋がるので当然禁止だ

メクラ撃ちで当てるのは上級者でも困難というか、
不可能なのでそもそもアドバンテージがない

そういった行為は明文化されてなくても絶対に避け、
銃と一緒に目も必ず一緒に出して射撃をしよう



・障害物のスキマの利用について

これは難しい問題だ

フィールド内の障害物と障害物の間の1cm程度のスキマに
銃を突っ込んて射撃するような行為については、
その場の判断により是非が分かれるところだ

少なくとも、室内戦フィールドなどの
1枚板バリケードの足元の1cm程度のスキマを有効利用して、

別のバリケの足元のスキマから見える足を撃つような行為は
全てのバリケードを否定する行為なので禁止にしていたが、

フィールド内に「できてしまった」スキマについては、
扱いが難しいといわざるを得ない

俺が現場でしていた判断基準としては
「フィールド側が意図したスキマかどうか」であった

明らかに意図していないスキマの有効利用は
可能な限り避けてもらい、その他は「良心に任せる」とした

あんまりセコいことを考えるのは場がシラけるのでやめよう






・特殊装備の利用について


・無線機の利用について

これは禁止される場所と、されない場所とがあるが、
禁止されていない場合においても、

当然のことながら、
フィールドの外からフィールドの中の人間に向かって
無線を飛ばしたりするのは大抵禁止である

同様に、ヒットコールをして帰ってきた後に
使用するのも大抵禁止である

ルールをよく確認しよう



・手榴弾の使用について

手榴弾の使用には注意が必要だ

使用自体を禁止されているところはあまり見たことがないが、
大抵遠投は禁止されている

数百グラムの物体を遠投し、
人間に当たったらどのような被害を生むか、
その想像は容易である

手榴弾は「下投げ」か、「転がし」によって利用するように、
大抵は案内されているはずである



・暗視装置の使用について

リッチな暗視装備は
夜戦においてバランスを著しく破壊する場合があるので
禁止される場合がある

野戦に参加するリッチな方は一応確認が必要だ



・ライトやレーザーサイトの利用について

ライトの使用は禁止されることは少ないが、
たまに光の強さを示す、
「ルーメン数」に上限が掛けられている場合がある

薄暗い室内戦フィールドにおいては、
一定以上の強力なライトは相手の視力に
悪影響を与える可能性があるからだ


照準用のレーザーが出るようなものは相手の目を焼き、
視力に悪影響をもたらす可能性が特に高いので
大抵禁止されている






・18歳未満の参加について

これは都道府県ごとの青少年育成条例によって異なる

例えば埼玉県では18歳未満の青少年であっても、
親御さんの許可があれば、親御さんの名義と責任の下に
18歳以上用のエアガンを所持することが一応可能であるが、

東京都では当該商品の、
18歳未満の青少年による購入と所持は禁止である

埼玉県で買って東京都に持ち込むことも禁止である


また、これはフィールドによるが、
18歳以上用エアガンの所持や
サバイバルゲームへの参加が可能な自治体の中にあっても、
参加には保護者の同伴が必要になったり、
或いは禁止されている所もある

埼玉県以外では、大人も子供も
10歳以上用の銃のみを使って遊ぶ日を設けることで、
同時参加を実現したフィールドもある

お子様連れのゲーマーさんは
各都道府県の青少年育成条例と、
参加予定のフィールド利用規則をよく確認し、参加を検討しよう




・・・以上、メジャーなところではこんなところだろうか?

「フラッグ戦」などといった、
遊び方に関するルールはまた別の機会に書く

とにかくフィールド利用に関するルールは、
地域、そしてフィールドによって様々なので、

参加する際は事前によくよく確認しよう



END
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