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サバゲ初心者向け グレネードランチャーの話 [サバゲ未経験・初心者向け]

 

前回までのあらすじ~

ショットガンにもまた、様々な機種やロマンがあった


今回はサバゲにおけるグレネードランチャーに関する紹介だ

念のため、グレネードランチャーとは、
平たく言えば歩兵用の小さな大砲である

芸術は爆発だろうか? 否、爆発が芸術なのだ

 



Ep6-2-3
電動ガン以外の銃器について
(グレネードウェポン編)


グレネード(手榴弾・擲弾)とは、
人間の手で投擲して用いられる爆弾、
或いは専用機材により遠くに発射される小型の砲弾である

主に歩兵が用いるものを指し、
信管によってコントロールされた砲弾内部の火薬が炸裂、
金属片を周囲に飛散させて被害をもたらす兵器だ

ここ50年では射程は数百メートルにも及び、
砲兵の用いる大型砲と、歩兵が用いる手榴弾の、
射程のスキマを埋めるという戦術的役割を果たしている


そんなグレネードウェポンなんだが、
歩兵が用いるための火砲や手榴弾であるから、
エアガンとしてもいろいろモデルが出ている

エアガンにおけるグレネードウェポンは、
形が変わってもBB弾を飛ばすことが
至上目的であることには変わりないので、

どちらかというと、銃本体よりも、
弾を飛ばす母体がキモになる場合が多い

というわけで、今回はその、
弾を飛ばす母体に分けて紹介しよう








-カートリッジ式グレネード-

主にガスガン用のフロンガスにより、
BB弾を多量に同時発射する機能を持った
グレネード、或いはランチャーである

一般に、派手だ。


・モスカート型

主に「モスカート」として知られるグレネードカートリッジは、
クラフトアップルワークス(CAW)というメーカーの
「モスキートモールド」というブランドにより販売される、
エアガン業界では最もメジャーなグレネードウェポンだ

砲弾型のグレネードカートリッジに、
商品ごとに設定された弾数のBB弾と、
ガスを注入して銃本体に装填、

トリガー操作とバルブ開放により、
炸裂音、そして生ガスの白煙と共に
装填したBB弾を一度に発射する、ド派手なウェポンだ

本体は銃本体というよりはむしろカートリッジであり、
現在では純正のモスカートとしては、
30発同時発射60発同時発射
そして極めつけは168発同時発射の3種類がある

特に168発カートリッジは
銃から一度に発射できるBB弾の数としては
業界最高の弾数を誇る

(過去には180発というのもあったがモデルチェンジに伴い今は絶版)


飛距離は同時発射弾数が少ない方が基本的によく飛ぶが、
カートリッジの構造上、ホップアップ機能を持たないため、

最もよく飛ぶ30発同時発射カートリッジでも
条件が良くて概ね15mから20mくらいまでだとされている

このことから、
近距離におけるショットガン的な運用をされることが多い

ちなみに、168発カートリッジで至近距離から撃たれた際は
ベニヤでぶん殴られたかと思うほどであった(実体験)ので、
トラブルを避けるためにも、無慈悲な運用には注意が必要だ


再利用にはカートリッジの底から指や工具を突っ込むなどして
一旦バルブを閉鎖させる必要がある
そうしないとガスが入らない

CAWからは専用工具も出ているのでそちらを使うと楽だ


ランチャー本体にはトリガーによって
このモスカートのバルブを押すだけの機能しかなく、
機構が単純なため、国産、海外製問わず様々なモデルが出ている


代表的なランチャーは、主にCAW製で、
電動ガンに装着してさらなる火力を付与することが出来る
アンダーバレル式のM203ランチャーや、

6連発の連射機能を持った、恐怖のリボルバーランチャー

ロマン派では、
グレネードカートリッジを入れてBB弾を発射する、
RPG-7を始めとした、
一般的には「バズーカ」とか「ロケットランチャー」とか呼ばれる
各種対物火器などがある


40mmのガスカートリッジに対応したものであれば、
海外製だろうがいろいろな銃に対して
カートリッジを使いまわすことが出来るが、

一部海外製のランチャーは、
海外製の謎規格カートリッジでなければ入らないものもある

購入の際はよくよくよーーく調べよう


海外製グレネードカートリッジは
CAW製と比べて安価で数は揃えやすいが、
ガスの抜けが悪く、異常に飛びが悪い
(たまに大当たりがあってよく飛ぶものもあるらしい)

装備品の見た目的に数をそろえるのであれば、
海外製のほうが砲弾の外見が
リアルなものが多いのでオススメだが、

まともに運用するのであればCAW製のモスカートがオススメだ




・東京マルイのグレネードランチャー

みんな大好き東京マルイもグレネードランチャーに挑戦している

過去にはCAWと同様、
M4A1などのバレル下に搭載する
「M203グレネードランチャー」を発売していた(現在絶版)

が、これは実際マルイエアショットガンそのものであり、
コッキングにより3発を同時発射するというものであった

カートリッジもそれらしいデザインのものが発売されたが
ショットシェル型マガジンをそのまま流用している

ちなみに砲口部は埋められており、
埋められた面に3つの銃口があいている状態となっている


最近では20mmレールに取り付け可能な
「M320グレネードランチャー」を発売、

こちらはCAW式とは違い、本体にガスを注入、
カートリッジには18発のBB弾を入れる独自のものである

このカートリッジは樹脂製で軽量、
大量に持ち運んでも負担になりづらくなっている

発射感覚は固定ガスガンそのものであり、
パスッ といった感じであるが

最大の特徴は、
バレルとホップアップが搭載されていることであり、


―――

15/8/30訂正:
このランチャーはホップアップは搭載せず、
インナーバレルによって弾をある程度加速させつつ、
グレネードランチャーらしく、
曲射によってメリットを得ることを想定している

―――


CAW製に比べ爆発的な派手さはないが、
飛距離が期待できるとされている

メーカー公称によれば、0.2gBB弾の使用を想定、
20mで2mの拡散範囲を持つということになっている

ゲーム投入例が少なく、
ササハラ的にはデータが少ないランチャーだ



以上、グレネードランチャーのカートリッジは
現在業界ではほとんどのシェアをCAWが握っているため、
悩むのは弾数くらいだろう

発射時の破裂音だけで歓声が上がるウェポンでもあるので、
派手好きな方には是非オススメだ

この記事は「手榴弾・地雷編」に続くぞ


つづく
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コメント 2

NO NAME

東京マルイのM320ですが、ホップアップは搭載されていませんよ。そのため、飛距離は30Pモスカートと同程度から少々優れているか程度です。バレルを搭載している為か、集弾性は他社のグレネードカートリッジと比べて高いです。(但し、有効加害範囲が狭まる面もある)

一応社外製のパーツでカートにホップアップ機能を付加する事は可能ですが、お値段がCAWのモスカート並にかかります。
by NO NAME (2015-08-27 03:30) 

ササハラ

アレッ 本当だ
いつから勘違いしていたのか

情報ありがとうございます!
記事の訂正を行います

社外パーツは取り扱っていたはずがお恥ずかしい!
by ササハラ (2015-08-30 02:05) 

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