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サバゲ初心者向け 手榴弾と地雷の話 [サバゲ未経験・初心者向け]

 


前回までのあらすじ~

グレネードランチャーは派手なのだ

その他、サバゲにおいて使用可能なものには
手榴弾や地雷といったものも再現が試みられている

今回はそのあたりを補足する




この記事は元々、
前回のグレネードランチャーに関する記事と一体であったが、
冗長だったので分離した

事実上の続きである


また、今回は『設置型(=地雷)』なども紹介するが、
中でもBB弾を飛ばす能力をもったものだけを紹介する

踏むと水や粉が噴き出すお笑い番組みたいなやつもあるが、
今のところまともに使用できるルールを見たことがない



-手榴弾タイプ-

壁一枚挟んで向こうに相手がいる・・・
銃器を使ってリスク無しで攻撃するのは難しい・・・

そんなときに役立つのが手榴弾タイプだ


エアガンにおける手榴弾は概ね二つに分けられる

着地の衝撃で炸裂するインパクトタイプと、
安全ピンを抜いてから時間を置いて炸裂する、時限タイプ

これらは技術的にはかなり高度なものが必要で、
確実に作動する信頼性を確保するのが非常に難しい

フルスイングで投げるのは大変危険なため、
間合いが遠くなりやすい外では機能しづらく、

やわらかい地面ではインパクトタイプの不発が多いこともあって
基本的には室内専用のウェポンとなる


エアガン的に最も成功しているのは、
海外メーカーから出ている「トルネード」という手榴弾である

1個1万円以上する上、
おもちゃっぽい外見だがその分実用的であり、
インパクト式、時限式の両方がラインナップされている

炸裂の条件を満たすと
充填されたガスと共にBB弾が噴き出すわけだが、

この際2つの噴出孔が互い違いに配置されている関係上、
トルネードの短い円柱状の本体はガス圧により回転しながら
片方100発、合計200発のBB弾を撒き散らす

時限式には二つのガス室が設けられており、
ピンを抜くと片方のガス室からガスが抜け始め、
一定まで圧力が下がるともう片方の圧力が開放され、
発射に至るというわけだ

つまりこのガス圧の抜け具合により、炸裂までの時間を調整できる

もちろん、その日の温度や条件により
ガスの圧力自体が変わるので、
2秒キッカリとか調整するのは困難である

時限タイプは不発もよくあるし、
ピンを抜いたらいきなり手元で炸裂とかもある

ちなみに シュワッ バラバラバラ・・・ みたいな感じなので
あまり痛くない

自爆すると虚しさが襲うが、
うまくやるとしばらく話題になるくらい笑いを取れる


思いっきり長く設定してキャッチボールをするのも面白い

あんまり長すぎて 「これホントに爆発すんの?」 と
投げるのを止めた奴の手元で爆発した事例がある

フラグ回収に長けた人同士でやると
神が舞い降りることがあるのでオススメだ

(当然だがフィールド等射撃が許可されたエリア内で、
 ゴーグルをつけてやろう)


トルネードの概要としては概ね以上である
多数派としては、実用するならインパクトタイプ、という向きがある

不発が少なく、相手に逃げる隙を与えないからだ



他にも業界にはいくつかの手榴弾がある、
或いはあったが、名を挙げられたものはほとんどない

海外製のものは高圧の炭酸ガスを使ったりするので、
日本国内のフロンガスメインのレギュレーションには
向かなかったりもするのだ




手榴弾関連の裏技としては、
時限式を使うユーザーは少ないとはいえ、
いまだに根強く存在しているのでそこを利用し、

室内戦などにおいて、あえて使い終わったグレネードや、
なんの効果もないダミーなどをフェイントで投げ入れる
相手が慌てて背中を向けて逃げてくれる場合がある

そうなったらこっちは臨戦態勢のまま
無防備な相手を攻撃できる場合があるので、
奇策として利用できることがある

やりすぎると看破されてボコられるだけでなく、
顰蹙を買うのでここぞというときにだけ使おう

(フェイントからのフェイントと見せかけて
 本物のグレネードを投げ入れる手もある)




使用上の注意としては、
数百gの物体を投げることになるので、
事故防止のため遠くへ投げようとは思わないこと

こんなものが勢いを持って頭に当たったらただでは済まない

手榴弾タイプは、壁1枚の向こうや、
突入したい建物の中に潜む相手を攻撃するものである

使用は転がすように、インパクトタイプでも下手投げで行おう


基本跳弾狙いのウェポンなのでBB弾の直撃は少なく、
大抵はパラパラと相手に当たることになる

ノリの良い人は炸裂だけでショック死するが、
投げ入れてもヒットコールを言ってもらえないことは覚悟しよう

落着位置が悪くて実際当たってないこともよくある

直接の着弾を確認していないのに相手を疑うのは
サバゲでは言語道断だ



以上、

手榴弾タイプはここぞと言うところでかゆいところに手が届く、
便利ウェポンなので研究してうまく使いこなせば
特に室内戦では多大な戦果を期待できる





-設置型-

設置型はロマンである


BB弾の散布方式はモノにより異なるが、

現在最もメジャーな設置型地雷は、
海外メーカーから出ている「クレイモア地雷」である

実物のクレイモアは陣地防御などに使われる、
いわゆる『指向性散弾』というやつで、
リモコン操作により正面に向けて
700個の鉄球を炸裂させる恐るべき兵器だ

このエアガンのクレイモアもリモコン式であり、
リモコンには4つの起爆ボタンがついており、
同時に4つの地雷を操作できる

(ちなみに日本では1個1万円中盤くらいするので
 数をそろえるのは大変だ!)

このクレイモアは本体にBB弾をザラザラと入れ、
起爆時にスプリングのテンションによって
ビヨーンと200発のBB弾を散布する方式をとっている

比較的実用的な部類だが飛距離があまり出ず、
そして思いのほか拡散範囲が狭いほか、そもそも、
ゲーム開始前に地雷を設置できるようなレギュレーションを
設けているゲーム会は少ないはずなので非常に扱いが難しく、
戦果を挙げるにはかなりの研究が必要である


そのほかには、
かつてクラフトアップルワークスにおいて『トラップ』という、
文字通りヒモを踏んだり蹴飛ばしたりして接続を絶った瞬間
モスカートのバルブを開放、炸裂させるという、
鬼のような設置型グレネードを売っていたことがある

後発の『トラップ2』では2本のモスカートを搭載できるようになり、
当時売っていたモスカート180発を2本付けることにより
360発のBB弾を爆発的に散布することも可能であったが、

「人間のコントロールを受けない兵器」は
思わぬトラブルを招くのでは、ということで
現在は絶版となっている


現在のレギュレーションではそもそもゲーム開始前に
トラップなどを設置することは恐らく多くのゲームで禁止なので、
これを活かすことはできないだろうと思われるが、

ルールブックに書いてなくても大抵は禁止との判定を受けるので
こうした武器の入手には注意が必要だ




以上、爆発系のウェポンは
人間だけではカバーできない範囲を埋める可能性を持った、
ロマンと未知のポテンシャルを秘めているので、

研究と適切な実用によってはかなりの効果が期待できる

それこそがロマンであり、芸術であり、
大量配備する人がいるのはそういうことである


次回はいよいよサバイバルゲームのルールをまとめようと思う

ガスブローバック長物は状況によりいずれ紹介する
(マルイのガスブロM4が出た頃に)



END
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